Netflix「6アンダーグラウンド」

自らの死を偽装したテック界の大富豪が、卓越した技能で世界を股にかけて活躍する男女を集めチームを結成。傍若無人な独裁者を倒すため、"命"をかけた任務に挑む。（公式より）

とある富豪がその財を駆使して世の悪を懲らしめるというのは「バットマン」「アイアンマン」でも描かれていたがマイケル・ベイの今作品はひと味違った。主役は警察や政府の介入、しがらみのない完全な「自由」を手にした究極の「世直し屋」達。そのリスクとして彼らは自分の死を偽装し世の中との繋がりを断ち、幽霊となる。敵は強盗やテロ組織では無く国民の自由を奪った「独裁国家」。

この漫画みたいな設定とベイ演出が実によく合う。話が強引で粗があってもそこは勢いでカバー。ド派手なカーチェイスや銃撃戦、グロ演出（更にパワーアップ！）はいまだに健在でもはや巨匠の域。「自由」というテーマを深読みしすぎて号泣したのはたぶん俺だけだろう。惜しくも傑作「バッドボーイズ」シリーズ３作目の監督を降板してしまったが今後は是非これをシリーズ化してもらいたい( ˘ω˘ )

この映画のテーマ曲っぽいのがカッチョいい