Netflix「フォックスキャッチャー事件の裏側」

Netflixフォックスキャッチャー事件の裏側

 

大富豪ジョン・デュポンが設立したレスリングチーム「フォックスキャッチャー」。そこで起こったデイブ・シュルツ選手射殺事件を追ったドキュメンタリー。

 

映画「フォックスキャッチャー」は傑作だった。終始狂気じみた雰囲気で、悲劇と喜劇が入り交じったスポ根ムービー(だと思ってる)。この実在の事件に迫ったドキュメンタリーを偶然見つけたので早速視聴。

 

あれ?デュポンのお気に入りでデイブ・シュルツの弟マークが一切出てこねえやん、存在すら無いような感じ(゚Д゚ )。むしろデュポンが可愛がってたのはヴァレンタインとかいう選手。まあ映画と事実は違うというけれどここまで違うとちょっとビックリ。時系列で考えるとマークが去ったあとを中心にした構成なのかもしれんが…。

 

実際のデュポンはコカインのせいか知らんが誇大妄想がすごくて敷地内の地下や家の壁に人が隠れているとか常に周囲を困惑させたらしい。何もない森をビデオで長時間撮影して「何かいるだろ?」と選手に意見を求めるという事もあったようで、これを忠誠心か何かのテストだと思って同意した選手がいたのが面白い。映画では人間関係がこじれてデュポンがデイブを殺した感があるが、実際はただのイカレ老人の暴走という印象。

 

何にせよまた映画版が見たくなった。